ドライバーや地域の人々の生活に欠かすことのできない給油所やガソリン。
身近な存在だからこそ気になることはありませんか?
知っているようで知らない給油所のあれこれや、ガソリンに関する知っておきたい基礎知識など、素朴な疑問の数々をQ&A方式でご紹介します。
エンジンの異常燃焼のおこりにくさが違います。
ハイオクとレギュラーの違いは「オクタン値」。
これはエンジンの異常燃焼のおこりにくさを表す数値で、ハイオクはオクタン値がレギュラーより大きい(異常燃焼がおこりにくい)ガソリンです。
日本にあるガソリンスタンドの数は約3万カ所。
近年石油業界は自由化の時代を迎え、セルフサービス方式のスタンドや、コンビニエンスストアを併設したスタンドなどもつくられています。
また熊本県には、環境問題に取り組む活動の一つとして、二酸化炭素の排出が少ない天然ガスを燃料にする車のための「エコステーション」などもできています。
沸騰する温度の違いを利用して、原油を加熱して作られています。
原油からつくられる石油製品はガソリン、灯油、ジェット燃料、LPガス、アスファルトなどさまざま。
日本ではこれらの石油製品を、合成繊維やプラスチックなど化学製品の原料用、自動車などの動力用、工場などの熱源用と大きく3つに分けて利用しています。
これらの石油製品は原油を常圧蒸留塔という加熱炉に入れて350度に加熱した後、沸点の違いを利用して順に分け、さらに、二次装置により不純物をとりのぞいて作ります。
世界の石油の60%は中東地域から運ばれています。
世界にはおよそ3万の油田があり、その60%が中東地域で見つかっています。
年間に生産している石油の量はおよそ39億5000万キロリットル(2003年)です。
この中から年間で約2億4000万キロリットルが、巨大なタンカーで絶え間なく日本に運ばれてきています。
タンカーは片道約20日間と、原油の積み下ろしに使う約5日間をあわせ、約45日間かけて日本と中東を往復しています。
石油はプランクトンの死がいなどが長い年月をかけて変化したものです。
石油ができたのは約2億年前から6千万年前にかけてといわれています。
プランクトンの死がいや海草などが積もった地層が、バクテリアや地熱の影響を受け、長い年月をかけて石油に変化したのです。
このようにしてできた石油は、地下からの圧力で上へ上へと岩石の間にしみこみながら移動します。
その途中にすき間のない岩石があると、流れが止まるので岩の下に石油がたまり、油田となるのです。
車の安全のため、快適なカーライフのためのお手伝いをしています。
ガソリンスタンドでは、安全に車を走行させるための部品の交換やエンジンオイルの補給のほか、バッテリー液の補充、タイヤの交換、洗車など、車を快適に走らせるためのさまざまな商品を販売しています。
また、より安全に車を運転してもらえるよう、点検や整備などのサービスも行っています。
<給油所で取り扱っているものやサービス>
(一部のガソリンスタンドでは取り扱っていない場合もあります)
1 メイン商品 | 4 機能商品(安全走行・事故防止に必要な商品) |
・ガソリン・軽油 | ・バッテリー |
・潤滑油(エンジンオイル) | ・タイヤなど |
2 補充商品(定期的に補充が必要な商品) | 5 快適商品 |
・バッテリー液 | ・洗車 |
・ウインドウォッシャー液 | ・クリーナー・ワックス |
・クーラント(ラジエーター)液など | ・芳香・消臭剤など |
3 機能強化商品(車の調子がよくなる商品) | 6 その他のサービス |
・バッテリー強化液 | ・部品交換 |
・燃料添加剤 | ・点検・整備 |
・オイル添加剤 | ・自動車保険の加入 |
・道路・交通情報の提供など |